志望校の合否発表の日から始まった留学準備。今、自信を持っていえる「あの時、決断して良かった」
留学先:University of Wollongong(オーストラリア)
私立高等学校卒業 T.Kさん
2017年3月 | 高校卒業 |
2017年7月 | University of Wollongong 附属カレッジ 英語コース入学 |
2017年10月 | University of Wollongong 附属カレッジ ディプロマコース入学 |
2018年12月 | 同コース修了し、University of Wollongong学士課程へ編入 (専攻:Economics & Finance) |
2021年7月 | 同校卒業予定 |
海外の大学に留学をしようと思ったきっかけは?
高校時代にどうしても行きたいと思い受験勉強を頑張ってきた大学に、不合格という結果になりました。他のいくつかの大学に合格はしていましたが、進学する気持ちにはなれませんでした。そのような自分を見ていた両親が「海外の大学も選択肢としてある」とアドバイスしてくれたのがきっかけでした。それまで海外大学進学に関して全く考えたことがなかったため、卒業式が終わってから準備を始めました。留学カウンセリングを受けて、自分の学力や英語力に合っていて、学びたいことを取り扱っている大学をいくつか提示してもらい、具体的な話を聞いたところ、自分にも十分進学可能であると思ったため、決心するまでに時間はかかりませんでした。
留学前に英語をどのように勉強をしたのか?
特別、留学のために英語を勉強するということはありませんでした。強いていえば、大学受験のために勉強をしていたので、留学をしても大丈夫だろうという自信に繋がっていました。ただ英語を話す機会はあまりなかったので、留学を決めてから数か月間、英会話スクールに通いました。
留学後に、英語で苦労したことは?
ウロンゴンに到着してから大学寮に入って英語コースが始まるまでの数日間は、周囲で話されている英語が全然聞き取れず、友達もいなかったので、挫折感を味わいました。しかし、英語コースを通して同じ環境で頑張っている留学生と出会い、ディプロマコースも基本的には留学生が多数派だったので、自分のペースで少しずつ、着実に力を付けていけたように思います。現在、新型コロナウイルス感染症対策で授業がオンラインになったことが一番苦労していることです。
ビジネスを専攻しようと思った理由は?
留学前からビジネスに興味がありましたが、ディプロマコースで初めて経営学の授業を受けた時に、国や会社によって全く違う投資戦略があるという話を聞きました。国によって異なる経済の特徴や株価の変動に関する仕組みに興味が湧き、新しい知識を得ることが面白くなりました。高校時代は理系を専攻しており数学も得意なので、今はビジネスの中でもファイナンスを中心に学んでいます。
ウロンゴン大学はどんな大学?留学生活について教えて!
ウロンゴンは、シドニーから車で約一時間半の町で、ニューサウスウェールズ州の中で3番目に大きな町です。生活には困らない上に、オーストラリアらしい自然がたくさんあり、適度にリフレッシュしながら勉強することができます。
前学期は4科目の授業をとっていたので、授業は週4日、1日1~2コマの授業に出ていました。授業のない時間は図書館で勉強をし、だいたい18時には部屋に帰って夕食というのが日課でした。
英語コース入学から現在までずっと大学寮で生活していますが、今は一人になりたいと感じることも多くなったため、一人部屋です。キッチンやリビングが共同なので、誰かと話したいときは共用のリビングで過ごします。
今後の進路について
現在のところは、卒業後日本に帰国し仕事をしたいと考えています。予定通りだと残り1年くらいなので、自分がオーストラリアで学んだことや身に付けたことが生かせる仕事を探して、就職活動をしようと思っています。いつかチャンスがあれば海外で働いてみたいなとも思います。
これから海外の大学進学を検討する日本の高校生へメッセージ
高校生の時は、「人の価値」や「人間的な成長」と言われてもピンときませんでした。今でも自分が留学でどれだけ成長できたのか、自分ではなかなか実感できません。しかし、大学受験の結果が出た日から数週間後に「オーストラリアの大学へ進学する」という決心をしたことは、今振り返ってみると自分にとって正しい選択だったと思います。
海外の大学は、授業を受けるだけでも英語力の不足というハンディキャップをもって臨まなければなりませんし、自分の力だけでは解決できないような困難が待っているかもしれません。しかし、海外の大学には留学生をサポートしてくれる人や仕組みがあるので、思い切って決断すれば自己を成長させるきっかけにもなると思います。