受験手続
1. 出願~入学までのスケジュール
各大学によって願書の提出期限などが異なるため、遅くとも1年半前には準備を開始します。
2.出願書類をそろえる
出願校が決まったら、出願に必要な書類をそろえます。
提出するべき書類は国や大学によって異なりますが、以下が代表的なものです。
出願に必要な書類等
①入学願書(application form)
入学願書は大学ウェブページの入学要綱のページからダウンロードしたり、出願フォームに入力してオンライン出願するなどの方式を取る大学が増えています。新入生と編入で願書が異なる場合や、複数大学で共有している願書を使用する場合などもあります。適切な願書を使用し、出願する必要があるので、願書が複数ある場合などは詳細を確認する必要があります。
②英文卒業証明書(high school diploma / graduation certificate)
卒業した高校が発行する証明書。まだ在籍中の場合は、卒業見込み証明書として発行します。厳封したものを提出する必要があります。
③英文成績証明書(transcript)
高校で履修した科目、成績、単位等を英文で記入する証明書。こちらも厳封であることが条件です。送付方法は願書とともに生徒自身が大学へ送るか、出身高校から直接大学へ送付する場合があります。
④推薦状(letter of recommendation / reference)
高校の担任や英語科教員が出願者を出願校へ推薦する手紙です。出願者がどんな人物か、今までどのような活躍をしていたのかをエピソードを添えて表現します。
⑤エッセイ(statement of purpose / personal statement)
志望動機や今までの課外活動などをアピールする作文。大学によってトピックが指定されていることもあります。
⑥財政能力証明書(statement of financial support)
留学資金を証明する書類。本人又は保護者名義の銀行口座にいくら資金が入っているかを証明する必要があります。口座をもっている銀行で、英文の預金残高証明書を発行してもらいましょう(外貨建てで発行を指定されることもありますので、よく確認する必要があります)。
奨学金留学の場合は、各組織から費用を負担する旨の英文証明書を出してもらいます。
また、本人以外(保護者など)が費用を負担する、つまり本人以外の名義の残高証明を提出する場合、「私が費用を負担します」という証明書 Affi davit of Support も作成しなければなりません。大学によっては、願書の一部に費用負担者がサインをするようになっていることもあります。証明する費用の目安としては、たいていは 1年分の留学費用がカバーできるだけの金額が必要です。
⑦英語力を証明するスコア(English proficiency)
TOEFLⓇ、SATⓇなど、各大学が要求する試験の結果を知らせます。これらは本人が送るのではなく、各試験の実施団体にリクエストして、そこから直接大学に送ってもらうよう申請する必要があります。リクエスト方法は、各試験の受験要項に記載されているので確認が必要です。
⑧ 健康診断書(health examination report)/ 予防接種記録(immunization form)
大学所定の書式がある場合は、それを持参して最寄りの病院、又は保健所で健康診断を受け、英文で記入してもらう必要があります。書式が定められていない場合は、大学が要求する必要項目(X 線検査、既往症の有無など)の診断結果について医師に英文の証明書を作成してもらいます。大学によって書式は様々ですが、一般的には、次の 3 項目を必ず記入してもらいます。
■ 現在、過去の健康状態について
■ 結核 Tuberculosis(TB)がないことの証明
■ 現在までの予防接種(特に、麻疹 Measles、おたふく風邪 Mumps、風疹 Rubella)の記録など
病院へ行く際は、事前に電話で必要項目・追加接種の内容を伝え、予約を取り、当日は母子手帳を持参する必要があります。
⑨申請料(application fee)
出願時に必要な費用です。大学によって金額や支払方法が異なるので、大学ウェブページで確認が必要です。