カナダ学校一覧

カナダでは学位を取得できる大学は約90校あり、①大学院博士課程のある大学、②大学院レベルの学部大学、③学部教育を重視する大学 の3タイプに大別されます。求められる英語力を含め入学審査基準が比較的高いため、語学学校やカレッジを経て4年制大学を目指すことが多いでしょう。

バンクーバーアイランド大学

ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島内に4つのキャンパスを持つ4年制の公立大学。バンクーバー島内ナナイモにあるメインキャンパスには映画館をはじめ、図書館、体育館、フィットネスセンターといった施設が充実している。一般的に4年制大学は講堂で行われるレクチャー形式の授業が多いが、バンクーバーアイランド大学では少人数制を採用し、1クラスの最大生徒数を34名に抑えている。そのため教授との距離が近く、質問しやすい環境になっている。先輩留学生が新しく入学してきた留学生をサポートするシステムが設けられていたり、ライティングや英語に関する個人指導を受けられたりと、留学生支援が充実しているのも魅力の1つ。現地での勉強が心配な方には、特におすすめできる。もともと職業訓練コースを提供するカレッジとして設立されたため、調理師やワイナリー経営などカレッジならではの専門職コースが豊富に提供されていることも特徴の1つである。インターンシップやCo-opと呼ばれる就労体験付きのプログラムもあり、在学中に学んだことを活かして就職経験を積むことができる。英語力が足りない場合は、付属集中英語コースを経て進学することも可能である。

サイモンフレーザー大学

Macleanʼs誌が発表する2019年度版カナダ国内の大学ランキングでは、医学部を併設していない総合大学の中で1位を獲得する等、カナダを代表する州立大学の一つである。カナダ国内の大学ランキングに加え、創立からわずか50年でTHE世界大学ランキングにランクインする等、急成長を遂げている世界有数の教育と研究の両方を重視する大学である。バーナビ-、バンクーバー、サレ-の3つのキャンパスを置く。

ヴィクトリア大学

バンクーバー島にある大学。文系・理系を問わず、幅広い学問分野を学ぶことができる総合大学。経済・法・医学・教育等、11学部を擁し、Co-op教育(就業体験プログラム)も充実している。2019年の世界大学ランキングTimes Higher Educationでは、キャリアスタートする学生の育成における大学ランキング(Global University Employability Ranking)でカナダ国内1位となった。1年を通して温暖な気候の中で学生生活を送ることができる。

アルバータ大学

エドモントンの中心街に位置する総合大学。200以上の学士プログラムがある。学生の交流活動も盛んで留学生のサポートも充実している。学部教育に力を入れていて、The Times Higher Educationの世界ランキング2021では総合131位。キャンパス内には国立ナノテクノロジー研究所が併設されていて世界中から研究者が集まる。大学全体には約6,500名の留学生が在籍している。

マギル大学

カナダ最古の世界トップレベルの大学のうちの一つ、2021年のQS大学ランキングでは31位である。全学生の4分の1は留学生で、150か国以上から集まる。学生一人当たりの単位ではケベック州内の大学で最も多くの研究費と図書館予算が使われている。その中でも医学・化学の分野では世界トップレベルの研究機関として知られ、ノーベル賞受賞者を多く輩出している。キャンパスはフランス語圏のモントリオールにあるが、授業は全て英語で行われる。

トロント大学

オンタリオ州にメインキャンパスをもつ州立大学。メインキャンパス以外にも3つのキャンパスをもつ。世界でも有数の多文化都市であるトロントに位置しているということもあり160か国以上から留学生が集まる国際色の強い大学でもある。The Times Higher Educationの世界ランキング2021で18位にランキングし、医学ではアルツハイマーの研究において世界最高水準を誇るなど北米でもトップレベルの大学。東アジア研究にも力を入れているなど、アジアともつながりが深く、東京大学や京都大学をはじめ多くの日本の大学と積極的に交流している。

ブリティッシュ・コロンビア大学

カナダを代表する名門校の一つ。5万人を超える学生が通う、カナダ西部で最大規模の大学。先端技術研究で国際的評価が高く、世界中から優秀な教授陣と学生が集まる。卒業生にはノーベル賞受賞者や政財界で有名な人材が多く名を連ねている。カナダ第3の都市バンクーバーのダウンタウンからほど近い広大なキャンパスからは、太平洋や周辺の山々を一望することができる。

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