自分と全く異なるバックグラウンドをもった人たちとの出会いが宝物に

 

University of California, Los Angeles(UCLA)カリフォルニア大学ロサンゼルス校

私立高等学校卒業 Y.Sさん

2014年3月 高校卒業
2014年8月 El Camino College ESLへ入学
2015年1月 El Camino Collegeへ入学
2017年6月 同校卒業
2017年9月 University of California, Los Angeles(UCLA)へ編入(専攻:Asian Studies)
2019年9月 同校卒業

 

海外の大学に留学をしようと思ったきっかけは?

 中学時代に不登校になった経験があり、復帰をするにあたり、自分が家族や学校、周りの人たちにどれほど支えられているのかを知りました。この経験から、支えてくれた人たちや日本に貢献できる人になりたいという夢を抱くようになりました。
 そのように思っていた高校生の時に、修学旅行でカナダへ行く機会がありました。初めて海外で見るものは、全てが刺激的でとても楽しかったと同時に、自分の未熟さを知る機会となりました。
 これがきっかけとなり、海外で学校に通ったら、様々な経験をすることができ、成長できるチャンスになるのではないかと考え、海外進学を決意しました。

 

留学前に英語をどのように勉強をしたのか?

 特別な英語のプライベートレッスンを受けていたというわけではありませんが、高校3年生の頃に国際交流に関するボランティアを行い、その機会を通して英語でコミュニケーションをとる練習はしていました。

 

留学後に、英語で苦労したことは?

 授業内容を聞き取るのに苦労しました。一対一の場合、私に合わせて皆ゆっくりと話してくれるのですが、授業ではそういうわけにもいかないので最初の2セメスターは苦労しました。授業は毎回録音して家に帰ってもう一回聞いたり、教授のところに通って、わからないところを聞いたりしていました。

 

エルカミノカレッジの留学で印象に残っていることは?

 エルカミノカレッジで印象に残っていることは 最後の学期に取ったSociologyの授業です。その授業では学期末のテストが筆記試験ではなくプレゼンテーションでした。うまくプレゼンテーションができるかとても不安でしたが、プレゼンテーション後に教授とクラスメイト全員からもらったフィ—ドバックには、“英語がとても上手だったし内容も分かりやすかった”、“興味深い研究内容で面白かった!”などたくさんの温かいメッセージが書かれていました。今までの自分の努力が報われたような気がして泣くほど嬉しかったのを覚えています。

 

専攻はどのように決めたのか?

 アメリカに来た最初の頃は、経済学や国際関係学を勉強しようと思い、エルカミノカレッジでそれらに関連する授業を取ったのですが、あまり興味をもてませんでした。そこで、自分は何が好きで何を考えている時が楽しいのかをもう一度考え直し、日本の文化や伝統、自分自身の生い立ちに関わることを深く勉強していきたいと思うようになりました。
 そして、UCLAでは日本の歴史や神話、文学、古典などを勉強しました。

 

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の留学で印象に残っていることは?

 UCLAで一番印象に残っているのは日本史の授業です。この授業をきっかけに日本史専攻で大学院に進学することを考え始めました。
 日本で勉強する日本史とは全く異なる着眼点や考え方に毎回驚かされ、歴史を学ぶ楽しさを初めて知りました。授業がこんなに面白いと思える学問があるのかと感動し、勉強している間も苦痛だと思ったことは一度もなく、本当に楽しかったです。
 勉強というのはこのような知的好奇心を基にするものなのだなと初めて身をもって実感しました。UCLAの日本史の授業を通して自分の生い立ちや日本の歴史の謎が解けていくような感覚になり、大学卒業後も日本史の研究をしたいと次第に思うようになったのです。
 また、UCLAのある教授が教えてくれたことは、UCLAの授業はwhat to thinkではなくhow to thinkを軸に展開することです。知識や資料をもとに論理的に考えていく力を鍛えることができたと思います。
 UCLAには多くの優秀で多様性のある教授陣と仲間がいます。彼らとともに勉強することはとても刺激的であるだけでなく、新たな価値観との出会いにも繋がります。 全く異なるバックグラウンドをもった教授や友人との出会いは自分の視野を広げる良いきっかけになりました。私はそのような出会いこそが、UCLAで学ぶ魅力だと思います。

 

今後の進路について

 UCLAでの日本史との出会いが、自分の人生観やキャリア形成に大きな影響を与えました。将来は大学院で日本の思想史とアイデンティティーの研究をして、いつか日本の学生に自分が研究した日本史を教えていきたいと思っています。
 その一方で、 日本史を学び、日本の良さを知ったからこそ、日本のさらなる豊かさにつながる活動をしていきたい気持ちも強まっています。例えば、人材コンサルタントという視点から、日本の企業を助け、より豊かな日本経済につなげる助けをしたいという思いもあります。
 UCLAの大学院で本当に私のやりたいことを実現できるのか、日本で就職するのが私の夢の実現への近道なのか、まだ模索中です。

 

これから海外の大学進学を検討する日本の高校生へメッセージ

 海外進学は決して簡単な道ではありませんが、日本で学ぶだけでは経験できないようなことを経験できます。自分とは全く異なるバックグラウンドをもった人たちとの出会いは私の人生に大きな影響を与えました。留学生活は約5年でしたが、本当に人生の宝物になるような経験となりました。
少しでも海外進学に興味のある人は、ぜひ進路選択の一つに海外の大学を入れてみてください。

 

 

 

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