英語で学ぶ力と専門性を身に付けるため留学を決意

 

The University of Melbourne(オーストラリア)

Foundation + Bachelor of Arts Major

私立高等学校卒業 M.S.さん

2017年3月 日本の私立高校卒業
2017年6月 The University of Melbourne Foundation Courseへ入学
2017年12月 The University of Melbourne Foundation Course卒業
2018年2月 The University of Melbourne Bachelor of Artsへ入学

 

留学の動機と留学先を選んだ理由を教えてください。

 もともと英語に興味があり、高校3年生の夏までは、日本国内の大学で、授業が全て英語で行われる大学への進学を目指していました。そのため、留学は第2の選択肢として考えていました。
 しかし、様々な大学のオープンキャンパスを回っているうちに、日本の大学で授業が全て英語で行われる大学は、基本的に一般教養を教えている部分が多いと感じたため、留学することに決めました。
 オーストラリアを選んだ理由は、大学入学前にFoundation Courseがあり、高校と大学の架け橋となってくれるとともに、大学の講義を受けるために必要なスキルが身に付くと思ったからです。また、オーストラリアの大学は3年制なので、日本で就職しようと考えたとしても、Foundation Courseを含め、4年間で大学を卒業できますし、学部卒業生は、卒業生ビザという特殊なビザが貰えるので、オーストラリアでの就職も可能になることが魅力的だと考えました。また、日本人が少なく、英語で勉強をするのに最適な場所なので、メルボルンを留学先に選びました。

 

留学先大学や専攻について、授業内容、クラスメイトについて教えてください。

 メルボルン大学のFoundation Courseの授業は、必修科目が2科目、選択科目が3科目、そしてEnglish for Academic Purpose (EAP)から構成されています。必修科目はEnglishとHistory of Ideaの2科目で、EnglishはDramaとLiteratureから構成されています。Dramaの授業では週に1回の実技で文字通り演技をします。Literatureは英文学の授業で、毎週英文学に使われる表現や詩の説明などについて勉強します。History of Ideasでは主に哲学の歴史について勉強します。
私は選択科目としてMedia & Communications(M&C)とEnvironment, Development(EDD) & DesignとPsychologyを選択しています。M&Cでは映画史からラジオなどについて学び、EDDでは主に環境に関連したことを学びます。基本的にどの科目も週に講義とチュートリアルが一回ずつあります。
 EAPでは、週に2回アカデミック英語に必要な技能を学びます。授業は全て90分です。私のコースには、学生が78名しかいないため、M&CとEDDは10人以下の少人数で授業が行われており、常に全員が授業に参加しているため、とてもやりがいがあります。また、世界各国から学生が来ていて、皆、勉強熱心なので良い影響を受けています。

 

毎日のスケジュールについて教えてください。

 

クラブ活動やアルバイトなど課外活動はされましたか?

 私は所属していませんが、メルボルン大学のFoundation Courseはクラブ活動がとても充実していて、20を超えるクラブがあります。
 クラブ活動ではないのですが、私は毎週水曜日の放課後に、English Conversation Cornerという英語でディスカッションをする会に参加しています。他のコースの学生や先生と知り合うことができ、スピーキング力も上達するため、とても楽しみにしています。 
 他にもアクセントを矯正する放課後のクラスや、Australian Football(AFL)をするイベントがあるなど、クラブ活動以外の課外活動が充実しています。

 

エリア(街の様子など)、滞在先(ホームステイ、寮、アパートなど)はどのようなところですか?

 メルボルンの街にはFree Tram Zoneと呼ばれる地区があり、決められた区間内であれば、無料で路面電車に乗れるため、移動にお金はかかりません。また、お寿司屋さんや日本食のレストラン、中華街もあるので、食に困ることはありません。アジア食材店もあり、必要なものは全て身近なところで揃います。街が碁盤の目の形になっているため、道を覚えやすく、歩いて回ることも可能です。
 私はFoundation Courseの学生用の寮に住んでいるため、週末以外は朝食と夕食が出ます。どちらも美味しいです。また学校から徒歩15分のところに寮があり、夜でも比較的明るいため、帰りが遅くなっても安心して帰ることができます。部屋は二人部屋で、シャワーとトイレはフロアごとの共有形式です。各階に勉強ができる部屋があり、集中して勉強することができます。

 

生活費はどのくらいの費用がかかりますか?

 1ヶ月18万円ぐらいです。

 

苦労したことは何ですか?

 私は学校が始まる3週間前にメルボルンに着いたのですが、学校が始まるまで周りの人が言っていることが半分分からない状態でした。そのため、当然コミュニケーションに支障が出ました。相手が何を話しているか分からないのでこちらも何も返せないという状況がとても辛くて、コミュニケーションを取るにはとても苦労しました。

 

これから留学される方にアドバイスをお願いします。

 私は自分の英語力がとても不安でした。高校は一般的な私立高校に通っていたため、英語に力を入れて勉強していた訳ではなく、大学の授業についていけるか、友達とコミュニケーションがとれるかなど、英語に関することは全て不安でした。
 高校を卒業してから出発まで約3ヶ月間自由な期間があり、空いている時間は英語の本や雑誌等を読んだり、映画を見たりすることで、できるだけ英語に慣れるようにし、分からない単語をピックアップして調べていました。単語はどれだけやってもきりがなく、高校にいる間から学校で勉強する単語とは別に専門的な単語もやっておけばよかったなと思いました。
 留学は楽しいこともたくさんありますが、辛いこともたくさんあります。海外に行けば絶対に英語が話せる訳ではないのと同じように、受動的に過ごしていると何も得ることができません。日本にいる間から英語や自分が興味のある分野、もしくは大学で専攻したい分野について積極的に勉強することをお勧めします。

 

 

 

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