真の英語生活に浸るため海外留学の道を選択。
E.H.さんが通っているシドニー大学
University of Sydney
Major
Government and International Relation(政治・国際関係学) & Anthropology(人類学)
私立高等学校卒業 E.H.さん
2016年3月 | 日本の私立高校卒業 |
2016年7月 | Taylor’s College(ファンデーションコース)入学 |
2017年6月 | Taylor’s College(ファンデーションコース)卒業 |
2017年7月 | University of Sydney入学 |
留学の動機と留学先を選んだ理由を教えてください。
イギリスで生まれ幼少期の6年間を過ごし、日本に帰国後、私立の女子校に通っている間、英語力の低下を身にしみて感じていました。高校3年生になり、日本国内の大学進学を考えていた時は、国際教養学部など英語に力を入れている大学に興味を惹かれました。
そんな折、姉がイギリスの大学に進学していることが後押しとなり、両親に海外進学を相談してみたところ、「進学したいと思うなら自分で探してみなさい」と言われ、姉とは違う国のオーストラリアのシドニーを進学先に選びました。専攻は決めかねていたので、自分の興味に合わせて幅広く授業を選択できるシドニー大学を選びました。
留学先の大学や専攻について、授業内容、クラスメイトについて教えてください。
私の学部はBachelor of Political Economic and Social Scienceというのですが、日本のリベラルアーツ(教養)学部に似て、様々な科目を幅広く選択することができます。私の場合は国際関係学が専攻で、現地の学生も多く話しかけると気軽に答えてくれます。
講義を受講する学生の人数は、人気の講義は200人程度、必修の講義は少なくとも100人は受講しています。シドニー大学では、授業と並行してチュートリアル (20人単位の少人数で、教授のアシスタントや大学院生が行う授業) にも必ず出席しなければなりません。国際関係学のチュートリアルでは、難しい理論についてのディベートでも、皆、積極的に発言をしていて驚きました。チュートリアルでは、普段の講義と比較して、少人数で課題に取り組め、クラスメイトの意見も聞けるので、いいシステムだと感じています。
毎日のスケジュールについて教えてください。
クラブ活動やアルバイトなど課題活動はされましたか?
シドニー大学では、複数のサークルに参加することができます。イベントに参加するためや友達づくりのためにサークルに入る学生も多いので、私も6つのサークルを掛け持ちしています。毎週の活動がある訳ではありませんが、イベントやディスカウント等の情報が入ったり、異なる専攻の友達にも出会えたりするので、サークルへの参加はお勧めします。
ホリデー中には、チョコレートショップでアルバイトをしていました。乳製品やグルテン等のアレルギーを含め、気を付けることが多く、製品の中身も全て覚えておく必要があったので、大学の勉強とアルバイトを両立するのは難しいと感じました。
ただ、仕事をする中で学ぶこともあったので、機会と余裕があればまた再開したいです。
エリア(街の様子など)、滞在先(ホームステイ、寮、アパートなど)はどのようなところですか?
私はシドニーに来てから一年経つのですが、住むところを転々としています。初めの1か月はホームステイ、そこから一年弱はUnilodgeという学生向けの寮に住んでいました。Unilodgeは古い建物もあるのですが、新しい建物はビジネスホテルのように綺麗で、キッチンやシャワー、テレビ、エアコン、冷蔵庫等が一人で使えます。アクセスも抜群で学生に非常に人気があります。ただ、Unilodgeも含め、学生寮は費用が高いことで知られていて、洗濯代とインターネット代を抜いても、週430$程度 (オウンルーム) かかりました。
Unilodgeを出てから、私はインターネットで見つけたシェアハウス(オウンルーム、オウンバスルームとバスタブ付き) に移りました。渡豪当初はシェアハウスに不安を感じており、シェアハウスを避けていたのですが、今は親日家の韓国人とオーストラリア人の夫妻と仲良く暮らしています。誕生日にとんかつを作っていただいたり、日頃から夕食を分け合ったり、楽しく過ごせていることに感謝しています。地下鉄も安全で、近隣には子どものいる世帯も多く暮らしています。アクセスの面でも、シティにはバスで10分弱、徒歩で25分弱と抜群に良く、カフェも多いので、とても気に入っています。
生活費はどのくらいの費用がかかりますか?
家賃と生活費を併せて、全部で1ヶ月17万円ぐらいです。
楽しかったこと・印象的な出来事は何ですか?
シドニーに来て楽しかったことは世界中から来ている人々と友達となれたことです。また、マルチカルチャーなので、世界中の料理を比較的安価で堪能できたこともとても魅力的でした。今は、カフェ巡りも楽しんでいます。オーストラリアはコーヒーが美味しくて、お洒落なカフェが多いのも印象的でした。大学に入って間もないこともあり、余裕がなかったのですが、今では友達と国内旅行の計画も立てています。
苦労したことは何ですか?
苦労したことをあげればきりがないです。生活面では高卒後の渡豪だったので自炊や家事の経験が乏しく、お米を全て床にばら撒いたり、半年くらい柔軟剤を洗剤だと思って使っていたり、料理もインターネットのレシピに頼りきりでした。(シドニーでは物価が高いのでほぼ自炊しています。) 今では家族や友達に家事が上手になったねと言われるほど成長して、筑前煮など自分の好きなものも作れるようになりました。
学業面では、当たり前ですが全て英語の授業ですので、最初は聞きなれない単語があるとそのあとの授業が頭に入ってきませんでした。それでも、普段から英語のプレゼンテーションの動画を聴くことで英語に慣れる努力をしています。また、人の二倍は予習と復習をしています。
これから留学される方にアドバイスをお願いします。
留学は辛いこともありますが、英語で授業を受けることができ、海外生活を満喫できる重要な体験です。出発前は不安も多いかと思いますが、努力することで何とかなります。
海外に飛び込んで、思いっきり楽しんだり、苦しんだりすることは、この先の自分にとっていい経験になると思うので、英単語やリスニング、スピーキングなどの英語の勉強もしつつ、留学を目指してください。