充実した留学生活を送るために

大学名をかたどった植え込み

 

ニュージャージー州立ラトガーズ大学

The State University of New Jersey, Rutgers University

Communication専攻  T.Y.さん

公立高等学校卒業

2013年3月 高校卒業
2013年4月~9月 日本の大学在籍時に進路について考え直し、留学を決意

2014年3月~

  2015年12月

アメリカ、ボストンのKings Bostonにて

大学進学対策英語講座を受講

2015年1月

Pine Monor College入学

※2015年5月 Montclair State Universityサマーコース履修

 

 Rutgers University編入 

※2016年夏学期から履修開始

2017年12月  Rutgers University卒業見込み

 

海外の大学に進学しようと思った理由やきっかけは?

 私は中学生の時から漠然と海外に興味があり、国際文化科のある高校に進学しました。そして、高校1年在学時に短期交換留学で異文化を経験し、長期留学に憧れをもつようになりました。高校卒業後、日本の大学に進学しました。大学在籍時に改めて自分の進路について、見つめ直していたところ、父が米国駐在勤務となり、それをきっかけに、自分の意思でアメリカの大学へ進学することを決断しました。その理由は、今後、日本は更に国際化が進み、海外諸国と共存するために語学力と異文化をより理解することが必要になると思ったからです。今では、アメリカの大学に進学できて本当に良かったと思っています。

 

留学前の英語力はどうでしたか?

 留学前の英語力は、中学や高校の授業で一通り習う、平均的な高校生の英語レベル(TOEFL iBT®スコア  50未満)だったと思います。高校生の時に短期留学を経験しましたが、スピーキングとリスニングに関しては、あまり自信がありませんでした。

 

留学前にはどんな英語の勉強をしましたか?

 留学前に、何度かTOEFL®を受験しました。勉強方法は、TOEFL®の参考書を買って模擬試験の練習をしたり、YouTubeを使ってスピーキングやリスニングの練習をしたりもしていました。また、お世話になっていた留学代理店が週に何回か英会話レッスンを実施していたので、それに参加することもありました。

 

英語以外に準備したことは何ですか?

 当分会うことが出来なくなる友達と多くの時間を過ごすようにしていました。

 

アメリカの大学の専攻は?その専攻に決めた理由は何ですか。

 私の専攻は、コミュニケーション学です。2年生の終わり頃まで自分が何を専攻したいか迷っていました。様々なクラスを受講した結果、最も興味が湧き、勉強していて楽しかったのがコミュニケーション学でしたので、コミュニケーション学を専攻にしました。

 現在は、広報やPR活動に関する分野に深く興味をもっており、マスメディアの意義や会社経営、計画立案についてジャーナリズム学を通じて幅広く学んでいます。

 

勉強時間はどのような感じでしょうか。

 基本的に平日の授業以外の空き時間は、予習復習にあてています。だいたい平日は授業時間含めて、10時間ほど勉強していると思います。週末を勉強以外の活動に費やすため、金曜日までには、勉強に関することについては、一通りのことを終わらせています。図書館も基本毎日24時間開いているので、勉強したい時に行ったり、試験前には友達とずっと図書館で勉強したりしています。

面白い授業や印象に残る内容、大変な課題などあれば教えてください。

 講義の中で、興味のある業界の方のお話を聞くことができたことが非常に印象に残っています。メディアの最先端で働いているアメリカ人講師の方が、スポーツメディアというクラスに週1回講義をしに来てくださり、御自身の経験など、様々なお話をお伺いすることができました。

 学校から出される課題の中でまだ大変だと感じるのは、グループワークです。ネイティブのように英語が話せる訳ではないので不安に思うこともありますが、積極的に自分の意見を言えるよう、日々頑張っています。

今学期の時間割

現在の大学生活の楽しいところと大変なところなど教えてください

 私のアメリカでの大学生活は、すごく充実していて楽しいです。平日の授業以外の時間帯は勉強していますが、週末は友達とパーティーに行ったり、大学から近いマンハッタンに行ったりしています。長期休暇の際は、アメリカ国内を旅行するなど、とても充実した日々を過ごしています。また、私の通っている大学はマンモス校で、5〜6万人の学生がいるため、様々人種の方々と交流が出来ることも魅力的です。寮に住んでいるため、アメリカ人の友達やルームメイトとの距離も近く、いろいろな情報を共有することができるので、私にとってはプラスになっています。

 もちろん楽しいことばかりではなく、壁にぶつかる時もありますが、それを前向きに捉えるようにしており、勉強以外大変だなと思ったことはあまりありません。

 休暇中に訪れたナイアガラの滝

将来の希望は?

 今専攻しているコミュニケーションの勉強が活かせるマスコミ、メディア、広告などの業界に就職を希望しています。日本、アメリカいずかの国での就職を考えているので、両国で就職活動をする予定です。今学期が終わる5月に日本に帰国し、インターンシップの面接を受け、この夏はインターンシップに充てたいと思っています。

 

これから海外の大学を目指す日本の高校生にアドバイスやメッセージ

 アメリカに行く前は、海外で送る学生生活をキラキラしたようなものだと想像していました。しかし、渡米直後の3か月間は、自分で海外大学進学を決めたことを後悔するほど、日本に帰りたくなったことを覚えています。

 

 言語も文化も全く違う異国の地で生活していくには、自分から何か行動しない限り、何も得ることが出来ないと身に染みて感じました。辛い時期を乗り越えることで、新しいことにチャレンジする力を身に付けることができました。

 

 私の経験上、3の倍数の期間間隔(3か月、6か月、9か月…)で、言語にも生活にも徐々に慣れていきます。辛くても3か月我慢すると慣れてきます。

 

 もし海外の大学に進学を考えている高校生がいるとしたら、積極的に行動し、いろいろなことに挑戦して欲しいです。そして、異国の地で経験する数々の出来事が、これから先の長い人生に役立つと私は強く思っています。

大学内スタジアム

 

 

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