会計学を強みに

写真提供:Benedictine College キャンパス風景

 

Benedictine College

Accounting major

公立高等学校卒業 Y.Tさん

 2012年3月  高校卒業
 2013年5月~11月  ELS Fort Smith  
 2014年1月~2017年8月  Benedictine College
 2017年8月

 Benedictine College卒業 

 

海外の大学に留学しようと思った理由やきっかけは何ですか? 

 アメリカに漠然とした憧れを抱き、将来、アメリカで働きたいという思いから留学をしました。ただ、高校卒業時点では、大学で何を勉強したいか、将来どんな職業に就きたいかについては全く決まっていませんでした。そんな私を見兼ねた母が、海外留学を勧めてくれました。母の助言をきっかけに、留学パンフレットを読んだり、留学エージェントの方とお話したりするにつれて、次第に留学したいという思いが強くなり、アメリカの語学学校を経て大学に留学をすることに決めました。

 

留学前の英語力はどうでしたか?

 留学前(高校卒業時)のTOEICのスコアは 450点前後で、日常会話もほとんどできませんでしたが、留学後はTOEICのスコアが920点まで上がり、大学卒業後に就職した現在の職場では、英語を使って仕事をしています。

 

留学前にはどんな英語の勉強をしましたか? アメリカでどのように英語力を伸ばす工夫をされていましたか?

 留学前は英語力をつけるために特別な勉強をしてはいませんでしたが、留学中は、シャドーイングや会話練習を中心に英語の学習をしていました。特に、高校で使用していた単語帳に記載されている単語及び例文のシャドーイングは、リスニング力の向上に役立ちました。ここでのポイントは、理解しているセンテンスを何度もシャドーイングすることです。理解していない英文をシャドーイングしていても、英語力の向上にはつながりにくいと思います。

 また、単語帳の例文は、実際の会話の中では使用頻度の低いものもあるため、実生活で使用されている英語を身に付けるためには、とにかくネイティブの方と会話することが有効でした。

 

留学先の大学の専攻は何ですか?専攻を決めた理由を教えてください。

  会計学を専攻しました。もともと理科や数学が好きだったこともあり、それを活かした分野ならネイティブのクラスメイトにも勝てると思ったからです。また、担当の教授陣は会計のプロフェッショナルばかりでしたので、真剣に学べば、日本や海外で就職する上で自分の強みになると思いました。

 

大学での授業の様子などを教えてください。語学コースとの違いを感じることはありますか。

 大学での授業は、分からないことがあっても、教員に質問をしなければ、理解したものと解釈されます。留学生だからといって特別扱いはされません。授業に追いつけなくなった頃には大抵手遅れで、単位を取得できなかった留学生を何人か見てきました。大学では、分からないことは質問するなどして日々の授業に参加するようにしていました。

 

勉強時間はどの程度でしたか。

  大学の授業は予習や復習をしないとついていけなくなるので、1教科あたり、30分〜1時間程度の予習または復習をしていました。平日は夜遅くまで、週末も空いた時間を見つけては勉強していました。勉強は、かけた時間よりも、学習効率を考えて中身の濃い時間を過ごすよう心がけていました。

 

アメリカの大学生活の楽しいところと大変なところなど教えてください。

 育った環境が異なる学生が国内外の様々な地域から集っていましたので、アメリカの大学では、毎日、新しい発見があることがとても楽しかったです。一方で、日本の常識がアメリカの常識では通用しない点で、何度か大変な思いをしました。 日常生活でいえば、学内の冷房が効きすぎて春から秋にかけて、屋内は非常に寒かったです。

 

 

写真提供:Benedictine College

 

将来の希望、進路に関して教えてください。また就職活動で特に注力されたのはどのような点ですか?

 現在働いている会社が外資系なので、将来の希望として、海外の本社で働いてみたいと思っています。就職活動のアドバイスとしては、キャリアフォーラムに早い段階から参加することや、インターンも早めに応募すること(大学1年時からでも可能)が就職活動の中では大切になると思います。

 

これから海外の大学を目指す日本の高校生にアドバイスやメッセージ

 大学は、社会人になるための準備期間だと思います。その時間を、海外の大学で過ごすことは、将来の財産になると思います。きっと、辛いことや、大変なことは沢山あると思いますが、それ以上に海外留学に挑戦してよかった、頑張ってよかったと思える日がくると思います。たくさん学んで、たくさん留学を楽しんでください。

 

 

 

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