マレーシアアメリカ11テイラーズ大学シトラスカレッジ(*1)コミュニティカレッジのこと。そのような環境に身を置けることになったのもマレーシアへの留学経験という強いストーリー・武器があったからだと思います。マレーシアの多民族・多文化な環境で自身の考え方の幅を広げる事ができたことはもちろん、卒業後の可能性・職業選択の幅を広げることができたという観点でもマレーシアへ留学して良かったなと思っています。高校時代に海外への大学進学を選択しておいて良かったと感じることは、就職活動をするときの幅が広がるきっかけになったことです。マレーシアに留学している学生というのは企業側にとってはまだまだ珍しいようで、他の就活生に埋もれることなく面接を進めることができ、結果、希望していた国際機関に就職することができました。中学生の頃から頭の片隅に「いつかアメリカに留学して英語ぺらぺらになりたい!」とは思っていたものの、「まぁ、大学卒業して大学院とかでいいかな」と思ってました。高校生になって、自分の夢が中学生の頃よりはっきりしてきて、どうやったら自分が理想としているキャリアにたどり着けるかを考えました。その時に私がしたのは、“夢からの逆算”です。こうなるには何が必要か、何をしたら自分の強みにできるか。高校の担任の先生には、日本の大学に行けとも言われたし、周りと違う進路に向かうことに不安もありましたが、まずは半年間、ELS ラバーン校に行きました。コミカレ(*1)に進学し、1セメスター目(入学後の最初の学期)の時は学校に全然友達がいなくてどうしようかと思いましたが、ボランティアを始めて、同じスチューデントアスレチックの子たちやトレーナールームに来るアスリートたちの中に入ってからは、毎日英語のシャワーを浴び続けてたくさんネイティブの英語に触れることができています。少し英語が分かるようになったら、また分からないことが露呈してきて……の繰り返しで言語の壁にぶつかることもありますが、周りのみんなに恵まれて充実した毎日を過ごしています。渡辺康平さん森 瑞穂さん愛知県・国立(高専)高校時代の選択がJICA国際機関への就職に繋がりました“ 夢からの逆算” で留学を実現
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